「カトリック学校に奉職する教職員のための養成塾」の基本方針

わたしたちは、この「塾」の基本的方針を、次のように定めました。

カトリック学校のアイデンテイテイの源泉としての聖書の学び
カトリック教会の歴史、教義などについての学びと世界のありようについての学び
学校の担い手としての人格力・チームワークを築くカ・管理能力などの学び
カトリック学校の教育の歴史とその多様性の学び

こうした基本的方針のもとに、プログラムを作成し、カトリック学校のカトリックらしさを深め、カトリック学校としての存続と発展に責任感をもって創造的に関わることの出来る教職員の養成に貢献したいと考えました。

私たちがこの学びの場を「塾」と命名したのは、松下政経塾などに触発されたからです。松下政経塾は、「日本はますます混迷の度を深めていく」と「日 本の危機的状況」を予見し、その難局を打開するためには「新しい国家経営を推進していく指導者育成が、何としても必要である」との思いから設立され、今日 までさまざまな分野に有能な人材を送りだすことに成功しております。

私たちも、これにインスピレーションを受け、カトリック学校のカトリックらしさの継承の危機を克服し、カトリック学校を日本社会の中で生きる子供た ちに生きる喜びと希望の光を伝える活力ある場とするために、信念と情熱をもった、ひとりでも多くの教職員を恭成する機関の設置が必要であると判断したので す。

人を育てることは、未来の希望の扉を開くことにつながる、と言われます。理事長・学校長の皆様方には、この「塾」の意図をご理解の上、希望に満ちた カトリック学校の将来を開いていくために、必ずしも将来の管理者として嘱望される教職員だけでなく、広い意味でカトリック学校の担い手として期待できる、 これはと思われる教職員を送ってくださるよう、お願いいたします。

初めての試みとして、学びの場を東京にします。学びの場を東京にしてしまうことから、通える教職員の地域は限られてしまいますが、ホームペニジなど を立ち上げ、その学びが、全国の教職員にも伝わるよう、工夫するつもりでおります。また地域の要望があれば、地域での集中的な学びの場の開催などにも応じ るつもりでおります。

また、私たちの試みは、財政的な基盤のないままの旅立ちになりますので、財政的な面でもご協力・ご援助をいただければ、幸甚です。

有志一同
大原 正義 ノートルダム女学院中学高等学校教頭
小 圷 洋 光塩女子学院初等科校長
斉藤 哲郎 カリタス女子中学高等学校副校長
土 倉 相 仙台白百合学園中学高等学校教頭
中尾 正信 聖マリア小学校校長
浜田 正夫 聖園女学院中学高等学校教頭
水嶋 純作 日星高等学校校長

梶山 義夫 イエズス会管区長補佐
河合 恒男 日本カトリック学校連合会理事長、サレジオ会
杉田紀久子 幼きイエス会管区長
森 一 弘 東京教区元補佐司教
                    アイウエオ順

注 「有志一同」とは、「カトリック学校の希望に満ちた将来のために効果的なプランを検討すること」を主テーマとして開催された第十六、第十七回 のカトリック学校校長・教頭の研修会の場で、参加者たちによって提案された事項の具体化のために積極的な協力を申し出た者たちとその相談相手となった者た ちです。

注 この『塾』の設立に関しては、カトリック学校教育委員会ならびカトリック学校連合会に諮ったものではないことを、明記させていただきます。た だし、その構想と内容に関しては、カトリック学校教育委員会の責任者池長大司教からは、肯定的に評価され、2009年の4月に開催予定のカトリック学校の 責任者である理事長・校長たちの集いで説明するよう